時は江戸末期の頃、琵琶湖の畔で生まれた9歳の少年が東京青梅の酒蔵奉公へ入った時、一人のShuShuが誕生した。
少年の志から生まれた彼女は、愛らしい姿と品格を併せ持つ『柚莉』。この時は姿を見せぬまま、青年となった彼が毛呂山の地へ移るまで、そっと近くで見守り続けてきた。杜氏として蔵元を造った青年は、心身共に酒造りに没頭。ある日「近江やに名高き松の一本木、先から先へと開くさゝ浪」。心を込めて酒造りをしていれば、人から人へ「さゝ浪」の如く、世の中へ彼らが造る酒が伝わっていくだろうと…思いを込めて歌を詠んだ。その瞬間、辺り一面に金と紅の細い糸が繭を作るように彼を包んだ。姿を現したのは柚莉。
「あなたの心は永遠に」と一言。彼女の霊力は「縁を結ぶこと」。金糸と紅糸を操り、自然と動物たち、人と人の心、森羅万象を繋ぐという特殊な力を持っている。彼女が宿った酒を酌み交わすと不思議な芳香に包まれ、疲れた心も丸くなり、心身共に癒やされご縁が深くなるとも。
彼女が織り成す金と紅の糸は、この先も何人(なんぴと)へと紡がれていくだろう。
原材料には精米歩合40%のお米と自社で開発した酵母を使用しています。口に含むとフルーティーな芳香が広がり、爽やかな辛口でありながらも、丸みとなめらかさを備えた味わいの武蔵野の最高峰です。
「近江やに名高き松の一本木 先から先へと開くささ浪」
真面目に努力し、人に喜ばれる酒造りをしていれば、ささ浪の如く、大浪となって世界中に浸透していくだろうという想いから、初代麻原善次郎が後世の子孫に残すべく詠んだ歌です。
麻原善次郎は琵琶湖の湖畔に生まれ、九歳にて青梅の酒蔵へ奉公に入りました。並外れた勤勉さと卓越した根性で、二十九歳の時、現在の地、毛呂山にて開業するに至りました。現在の五代目社長もその意を継ぐと共に、若手社員のやる気と責任感を大切にして、更なる酒造りを目指し日夜努力しております。
日本酒、本格焼酎はもちろんの事、日本の果物や特産物を使用した和風リキュールやワイン、ビールの企画・開発にも力を入れており、丁寧な酒造りへの情熱と、活気があふれる蔵です。
電撃文庫「天鏡のアルデラミン」キャラクター原案、その他TCGイラストレーション等を制作
現在は主にソーシャルゲームのイラストを制作している。