常陸国の神域から何頭もの白い鹿を連れ添って、神が奈良の地に降り立ったのは、1200年以前の太古の時代。その地で誕生したのが『春香鹿音』。雅な狩衣を上品に着こなし、軽やかに立ち振る舞い、平安貴族のように檜扇を開く姿…。そんな鹿音の美しい所作に、いつしか神の使い、「神鹿」(かむか)の化身ではないかと、人々だけでなくShuShuたちの間でも噂されるように。或る日、酒蔵にて美しく輝く帯のような光が出現。その場に偶然にも立ち会うことができた蔵人は、皆、一瞬立ちすくむほどの神々しさに目を奪われる。光の帯がゆるやかに動き行く様に導かれていくと、そこには上品で爽やかな香りが漂い、米、水が光り輝き磨かれていた。この出会いに感動する蔵人たち。自らも技、そして心を磨くように、日々、変わらず精魂を込めて酒造りに打ち込んでいる。この蔵元に続く「米を磨く、水を磨く、技を磨く、心を磨く」という伝統を、鹿音自身も粛々と見守り続けているであろう。
『酌めども尽きず、呑めども変わらず』をモットーに、いつまでも酒を酌み交わすことが終わらず、呑んでも呑んでも呑み飽きしない、香り華やかで軽快なお米の旨みのある純米吟醸酒を目指しました。
日本で最初の国際都市「奈良」は日本清酒発祥の地と言われており、今西家はこの地で明治17年(1884年)に酒造業を始めました。
酒蔵は東大寺や興福寺などの世界遺産にほど近い昔の風情を残す奈良町にあり、酒銘の由来は、春日の神々が鹿に乗って奈良の地へやってきたという伝説から「春日神鹿」(かすがしんろく)と名付けた後に「春鹿」(はるしか)に改め今日に至っております。
春鹿のお酒は「米を磨く」、「水を磨く」、「技を磨く」、「心を磨く」の基本理念の基で醸され、日本国内をはじめ世界10数カ国に輸出されており、皆様の食卓に「楽しいひととき」を演出しております。
また隣接する酒蔵ショップでは、底に鹿をあしらったオリジナルグラス(500円)を購入頂くことで、季節限定酒など5種類の唎酒をお楽しみ頂けます(お盆・年末年始・イベント時を除く。詳細はホームページでご確認下さい)。
代表作は、『デュラララ!!』、『夜桜四重奏 〜ヨザクラカルテット〜』など。